『マルチタイムフレーム分析』は必要だ!エントリーの方向と決済のタイミング
FXで人生を変えたい皆様こんにちは!
FXトレーダーの『ビビット』と申します。今回のテーマは
『マルチタイムフレーム分析は必要だ』
というお話をしていきます。
ちなみに、ビビットのトレードスタイルはデイトレで平均1時間程度で決着するようなトレードをしています。
トレードスタイルが似ている方や現在トレードスタイルを模索中の方に参考になる内容となっています。
マルチタイムフレーム分析とは
長期・中期・短期の複数の時間足でチャート分析することです。
スキャルピング(超短期的なトレード)や長期の投資ではマルチタイムを見ない場合もありますが、個人でFXで勝ちたい方にとっては、必須の分析スキルとなります。
1種類の時間だけのチャートで方向を判断してしまうと、他の時間足の流れに飲まれたり、過去にサポートやレジスタンスとなった場所での反発や突き抜けに対応できなくなり、大きく損失をしてしまいます。
長期足が上昇でも中期足は下降の場合がある
日足の上昇トレンドを4時間足で見てみましょう!
日足ではキレイな上昇トレンドが形成されています。
一方4時間足では・・・
4時間足では何度も下降トレンドが発生していますが、日足の大きな流れにより最終的には下降トレンドを突き抜けて大きく上昇していますね
もし4時間足だけを見ていると、下降トレンドに乗ってエントリーしてしまい、日足の大きな流れに飲まれて損失が発生してしまいますね。
逆に、日足をしっかり分析していると4時間足の下降トレンド終了サインにいち早く気づいて、大きく利益を出すチャンスです。
長期足の流れに飲まれない戦略
見ているトレンドが、上位足では一時的な反発や戻しの可能性があるため、マルチタイムフレーム分析は必要です。
大きな流れに逆らわないトレードがFXで勝つために必要な要素だと本気で思っていますので、今狙おうとしているトレンドが上位足ではどのような状況かをしっかり判断し、戦略を練る必要があります。
戦略①軸を決める!
「長期・中期・短期」の3つの軸を決めます。
ビビットの場合は、
- 長期足:週足と日足
- 中期足:4時間足と1時間足
- 短期足:15分足と5分足と1分足
としています。
トレードスタイルよって、時間足を変える必要があるので、下記の表を参考にしてみてください。
トレードスタイル | 長期 | 中期 | 短期 |
スキャルピング | 1時間足 | 15or5分足 | 3or1分足 |
デイトレード | 週足or日足 | 4or1時間足 | 15or5分足 |
スイングトレード | 月足or週足 | 日足or4時間足 | 1時間or30分足 |
見る時間足を増やしすぎると判断に迷ったり、逆になにもかもチャンスに見えてしまったりしてトレードスタイルが崩れてしまいます。
初心者の場合は「日足、1時間足、5分足」の3つの時間足を見てトレードスタイルを固めていきましょう!
戦略②各時間足の役割を明確にする!
「長期・中期・短期」それぞれの役割を決めることで、ブレのないトレードができるので後で振り返って自分のトレード分析もしやすくなります。
ビビットの場合は、
- 週足では前回の高値などの壁がないかチェック
- 日足でトレンドライン、水平線を引く
- 中期足でもトレンドライン、水平線を引く
- 中・長期の流れの強さでエントリー方向(買いor売り)を決定する
- 短期足でチャートパターンなどを待ってエントリー
このように各時間足での役割を明確にしています。
長期 | 中期 | 短期 |
・トレンド判断 ・エントリー方向決定 ・水平線やトレンドラインで抵抗蒂を判断 |
・水平線やトレンドラインで抵抗蒂を判断 ・決済ポイントを判断 |
・チャートパターンを見極めてエントリー ・法則崩れの損切りを決定 |
現在の価格がどの時間足で、どんな状況なのかを判断していきます。
戦略③トレンドラインとサポート・レジスタンスレベルを活用する
水平線を引いて近くに反発する可能性がないかを判断します。
ビビットの場合は、
- 長期足・中期足でサポートとレジスタンスの水平線を引く
- 短期足ではサポートとレジスタンスの水平線だけでなく、トレンドラインやチャートパターンを探してエントリーする。
長期足の流れは、トレンドラインとサポート・レジスタンスレベルによって視覚化することができます。トレンドラインは、価格が上昇または下降している方向を示す斜めの線です。サポートレベルは、価格が下落する可能性が高い価格水準です。レジスタンスレベルは、価格が上昇する可能性が高い価格水準です。
トレンドラインとサポート・レジスタンスレベルを活用することで、長期足の流れを判断し、エントリーとエグジットポイントを特定することができます。
戦略④移動平均線を使用する
移動平均線はトレンド判断に役立つ、たくさんのトレーダーが活用しているインジケーターです。これを活用することでトレンド判断がしやすくなり、各時間足の状況判断がスムーズに行えます。
ビビットの場合は、
- 20・50・100の移動平均線3本を使用している
- 100の方向がトレンドする
- ゴールデンクロスやデッドクロスはトレンド転換のサイン
短期20日、中期50日、長期100日の移動平均線は、それぞれ短期、中期、長期のトレンドを判断するのに役立ちます。3本の移動平均線の並び順序と角度から、トレンドの方向と強さを総合的に分析することができます。
まとめ
FXで本気で稼ぎたいなら、マルチタイムフレーム分析は必要です。
マルチタイムフレーム分析とは、「長期・中期・短期」複数の時間足の状況を分析することで、各時間足の状況からエントリー、決済の作戦を立てます。
マルチタイムフレーム分析でやること
1.時間軸を決める
少なくとも「長期・中期・短期」3つの時間軸を決めてください。
どの時間足にすればいいのか分からない方は長期=日足、中期=1時間足、短期=5分足としていきましょう!
2.各時間足の役割を明確にする!
長期・中期でトレンド状況を見て、短期でエントリータイミングを測っていきます。
なるべく損切が近くなるように有利な場所でエントリーしていきましょう。
3.トレンドラインとサポート・レジスタンスレベルを活用する
トレンドラインやサポート・レジスタンスラインを引いてトレンド判断やトレンド転換サインを見ていきエントリーします。
4.移動平均線を使用する
移動平均線はトレンド判断が容易になり、視覚的にもわかりやすいインジケーターです。
マルチタイムフレーム分析は結構めんどうですけれども、皆様には失敗してほしくないので、この記事を何度も読んで実践していってほしいと思います。